盲目の人
2009年 06月 19日
先日、市役所に用事があっての帰り。
駐車場に行こうとしたら盲目の男性が杖を道にチャカチャカと振り回しながら歩いていた。
黄色い道にブロックになったのを杖で こするようにして探して歩いてるみたい。
でも、駐車場の出入り口付近はその黄色いブロックが切れていて
しかも、歩道の段差のところに杖が当たって、方向を見失ってしまった。
おおあわてて、杖を大きく降って黄色のブロックを探してる。
フツーこんなん、ほっとけんやろ。
「こっちや」
思わず肩をもって進路方向に向けてやったわ。
お礼を言われたんで
「どこに行くんや?」
と聞いたら、「小松駅」
まあ、帰り道みたいなもんやから乗ってけやみたいな感じ。
車の中でいろいろ苦労話を聞いたわ。
今も杖が障害物に当たって、その杖が目に当たって
「見えぬ目でも、当たったら痛い」
と笑って話ししてた。
「駅からバスで帰る」
ここまで聞いたら、駅で「さよなら」できんやろ。
結局、家の近くにあるという、病院から処方箋が出てる薬局まで乗せていったぞ。
たいして遠くでもなかったからなんやけど。
目が見えなくても、がんばってる人もいるんやなあ。
こいつら、えらいわ!