学級発表というのが、あったのです。
2006年 12月 04日
僕たちの小学校では、
月曜日の一限目には、学級発表というのがあって、
もちまわりで、体育館でなにか発表するのです。
楽器演奏だったり、歌だったり、劇だったり‥
全校児童の前でクラス別でするのです。
そして、ぼくらのクラスの順番です。
ぼくらは、わいわい、がやがや
体育館の舞台に上がる廊下で待ってました。
ぼくは、紙袋でいたずらしようと思い、
紙袋をふくらませて、口のところをひねって閉じました。
これで、友だちの頭をたたくと、割れておとがします。
そのとき先生が
「さあ、入場!」
と、とつぜん言いました。
ぼくは、しまった、と思いました。
みんな、急にしずかになりました。
そして、舞台にあがりました。
ぼくは、紙袋をぱんぱんにふくらませて、まだ持っていました。
そーっと、紙袋の空気をぬこうと思いました。
誰かが前でこれからすることの説明をしてうます。
しーんと、しずまりかえっています。
ぼくは、かみぶくろを、まえの友だちのあたまに‥
そーっと‥押しつけて‥空気をぬこうと‥
パーン!!
静まりかえった体育館に大きな音がしました。
ぼくも、みーんなも、びっくりしました。
「わー!!」
ぼくは、おそるおそる先生の方を見ました。
ぞー!
先生は、すごいぎょうそうで、ぼくをニランでいました。
ぼくは、こわくて、こわくて‥ふるえあがりました。
教室にもどって‥
先生がきて、一番目に目がぼくをさがしているのがわかりました。
「☆×★×★☆!!」
‥とにかく、先生がどなっていました。
廊下に授業中に立たされているのは、何度けいけんしても、
とってもはずかしいことでした。
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