面白くなければ、見たくない人のために‥ニホチュウ = 石川県小松市、日本の中心で愛をさけぶブログだぞー!


by pontajima
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリ:むかし、むかし子どものころ( 32 )

七夕の思い出

むかし、むかし子供のころ

七夕の夜は
「彦星と織り姫が天の川を渡って会う」
と、子供の頃聞いていたので

天の川をの中を移動する星があるんだと
素直で純真無垢、さらに謙虚で、ぷらす美少年だった僕は
夜空を見上げていた記憶がある。

しかも、頭の回転がよかったので
『ひと晩で星が移動できるはずがない。きっと何日もかけて渡り終えるのが7月7日なんだ』
と、ひそかに思っていた‥

ひそかに、胸にしまっておけるタイプの美少年では なかったな‥

知ったかぶりで、みんなに言いふらしていた。

反対意見は ごり押しで納得させる、不思議な魅力も持った子供だった。
人徳というか‥
説得力があるというか‥





「みんな、あれは間違いだった!」

間違いは素直に認める、寛容もあった‥



石川県は残念ながら雨です。。。
[PR]
by pontajima | 2011-07-07 17:31 | むかし、むかし子どものころ
むかーし、むかし 子どものころ 僕たちは日のくれるまで外で遊びました。

野球やら すもうやら エスケンやら ビー玉やら どろぼごっこやら ケンカやらして遊びました。
まいにち 顔から服から 砂だらけの泥だらけになるまで遊びました。


近くに中学校があって 運動場でも遊びました。
そのとなりに大きな工場がありました。

中学校と工場のしきりに 高いへい垣がありました。
僕たちは、そのへい垣にのぼって歩きました。

工場には大きなお風呂場があってへい垣をのぼると、中がみえました。

たくさんの女の人がお風呂場にいます。

僕たちは女の人のはだかを のぞき見しました。
だれも気づいてくれません。

僕たちは、わざと足でへい垣をたたいたり、声をあげたりしました。

「こらっ!悪ガキ!」
やっと気づいて おこっています。

「わーい!見つかったー!」

僕たちは、逃げてきてから
「こんなんやった」
と両手で、おっぱいの形をマネしたりします。


日が暮れて どろんこになってるので母親につれられて銭湯にいきます。
母親と行くので銭湯は女湯です。
友だちも女湯にいました。
「またあした、のぞきに行こう」
女湯の湯船に つかりながら、友だちと約束しました。



ちなみに僕たちは小学校の6年生まで銭湯の女湯に入っていました。

とうぜん、クラスの女の子もいました。
べつに何とも思わないほど その頃はネンネ(子ども)だったのです。

中学1年生になって、一人で まだ女湯にいったら
脱衣所で 同級生の女の子が素っ裸でポカーンと僕をみていました。
「おす!」
と言ったら
『なんで ここに?』
みたいな顔をして直立不動でいたので
「あれ?おまえ裸やな。おれ、やっぱり男湯かな?」
と言って男湯のほうにまわりました。


それからは なぜか女湯には行かなくなりました。
[PR]
by pontajima | 2009-09-26 01:47 | むかし、むかし子どものころ

短歌 くるみ割る

ぎんなんを封筒にいれて電子レンジでチンすると
皮が破れて 暖かい ぎんなんの実が食べれて おいしい。。
f0103062_1494213.jpg

‥で「ぎんなん」を見ると、なぜか とーってもくやしい子どもの頃を思い出す。

「ぎんなん」→「くるみ」と連想されてしまうんですが、
「くるみ」のことでですわ。


むかし、むかし 子どものころ
宿題で短歌を書かされました。

ぼくは、いっしょうけんめい考えて「五七五 七七」と指を折りながら書きました。
作文や詩は得意だったんですが、俳句や短歌は あまり得意ではありませんでした。
でも 負けずぎらいだったので なんとか良い作品ができました。

でも友だちの短歌が特賞になりました。
今でも その短歌を覚えています。

くるみ割る その音きけば 思い出す ふるさとの父 と母のことを

 ぼくは とってもいい短歌だと思いました‥
‥が、その僕の友だちは父と母といっしょに住んでいます。

友だちは、ぼくが見せてあげた「小学六年生」だったか「小学五年生」の本の
短歌の部の特賞の作品を まるうつしして出したのです。

ぼくは、とってもくやしかったんですが、友だちだったのでチクることはしませんでした。

でも、先生だったら子どもが読んでる本は見てると思っていました。

そして、なによりも自分のクラスの子が、
親とわかれて住んでるかどうかぐらい知ってるもんだと思ってました。
(ぼくたちの学校には 親と離ればなれで住んでる子はいなかったと思う)

それとも先生は この短歌の意味がまるっきりわからないで選んだのかと
ぼくは 先生のあたまを うたがいました。

それでも、全国で特選になった短歌が 学校でも特選になったということは
先生の短歌をみる目があったんだと思いました。
もしこれが入選や佳作だったら、もっとこんがらがっていたかも知れません。

そして、もっとおどろいたのは このことに誰も気がついてないことでした。
小学館の「小学○年生」は けっこうみんな見ていたはずだったのに、です。
みんな、そんなコーナーは見ていなかったんやろか。


この短歌は、その後ずーっと頭から離れんかったわ。
そして、「くるみ」はもちろん「ぎんなん」まで 見るたびに短歌を思い出します。
[PR]
by pontajima | 2009-02-16 02:48 | むかし、むかし子どものころ
久しぶりに、「むかし、むかし子どものころ」を書いてみます。

むかし、むかし子どものころ  NO.29

むかし、むかし子どものころ、冬になると遊び場がありませんでした。

天気が悪いので外遊びができません。

ぼくは、芦城(ろじょう)公園の石垣の上にのると、よこに柔道場があるのを発見しました。
木のわくの窓に手をかけたら、あきました。
ばんざーい!


ぼくは、町のなかまをつれて、窓からはいりました。
小さな柔道の れんしゅう場でしたが、ぼくらにとっては最高の遊び場でした。

畳がしいてあるので、つめたくないし、いたくもありません。
柔道のおびが いっぱいあるので、むすんで大なわとびもできます。
おびで、土俵みたいに丸くして すもうもしました。
エスケンもできます。なんでもできます。
あとかたづけは、できません。

まい日、そこで遊びました。


なん日かして、
「こらあ!」
みつかりました。
みはっていたみたいでした。

「いちれつに、ならべっ!」
びっくりして、おろおろしてたら
「はやく ならべぇー!!」
ぼくらは あわててタテにいちれつに ならびました。
「まえぇー、ならえ!」
手を前にあげて、いちれつにならんだら

「ばかやろー!横にいちれつだろうが!」
こんどは、横にいちれつにならびました。

「おこられるときは、横にならぶだろうが!ふつう‥」
ぼくは、高校生みたいな人が ぶちぶち言い出したのと、タテにならんだのが おかしくなりました。
「ほんとに、このクソガキどもが‥」
と言ってオビがいっぱい ちらかっている後ろを見ました。

そのしゅんかん、友だちのひとりが舌をだして「べー!」をしました。

おもわず
「ぷーっ!」とふきだしました。
つられて、なんにんか、おしころしたように「くすくす」わらいだしました 。

「こらあ!なにがおかしい!!」
高校生のお兄ちゃんはかんかんです。
でも、ぼくは一度笑いだしたらとまりません。
「くくっ、くっくく‥」
いっしょうけんめい、笑いをこらえようとしたのですが、
下をむいて口をつむぐんですが、肩がゆれて‥とまりません。

ぱしっ!
ほっぺたを たたかれました。

でも、とまりません。
「ぷーっ。くすくす‥」

「こらあ!なめとるんか!」

なめてる訳ではないんやけど、止まらないんです。。。

「なんや、おまえは!」
ぱしっ!
また、たたかれました。
「ぷーっ。くくく」
しゃっくりみたいに、笑いも とまりません。

「ぱしっ!」「ぷーっ!」「ぱしっ!」「ぷーっ!」「ぱしっ!」「ぷーっ!」


ほっぺた、だいじょうぶかって?
おやじの いっぱつのほうが、もーっと痛いわ!

あとから思うに相撲の“張り手”やね。あれは!
[PR]
by pontajima | 2008-11-30 22:41 | むかし、むかし子どものころ
むかし、むかし子どものころ

算数のテストは、さいごの応用問題がいちばん難しかったのです。

ぼくは、この応用問題が大好きでした。
みんなが、解けるのでは おもしろくありません。
これを間違えたら、ぼくが ぼくでありえなくなるのです。

面積の問題でした。
とっても、複雑な いりくんだ図形です。
こんなもの、根気さえあればできます。
なーんにも、おもしろく‥ん?まてよ‥

三角形の面積は 底辺×高さ÷2です。
台形の面積は ( 上底+下底)÷2×高さ です。

形がどんなに違っても面積は同じです。

台形の上に底辺が同じ三角形をのせると、大きな三角形ができます。

円はばらばらにしても、半径が同じであれば360度で面積は同じになります。

と、いうことは、影になった三角形に形は違っても底辺と高さがあっていれば面積は同じで、埋めていくことができます。

台形も、円も、おおきな三角形も分解すれば‥

わかった!

これほど、テスト中で喜んだことはありません。



先生が赤ペンで丸づけのすんだテストをくばります。

「100点は3人いました」

「むずかしかったー」
みんながやがや言ってます。

答えあわせをしていきます。

さあ、問題の場所です。

「3×5÷2たす、6×3÷2たす、(2+3)×3÷2たす‥」
えんえんと続くながったらしい、式をS子さんは読み上げます。
「答え 900平方メートル」

「はい、正解。A君は?」

A君の式も同じような長いものです。足し算の順番が違うだけです。

さあ、あとはM君です。
「5×3÷2‥」

よし、勝った!!
もう、最初の出だしでぼくの勝ちです。
答えがあっていようが、関係ありません。

「なに言うとれん。M君100点やぞ」
となりの子が聞こえたのか ふしぎそうにぼくに言いました。

M君も得意な顔をしてこっちを見ましたが、ぼくの顔をみてからふしぎそうに座りました。

「それじゃ、○○君、式から」
先生が言いました。
ぼくは、とくいげに立ちました。

「あれ?先生100点3人やと言わんだけ?」
M君も、他の子もいいました。
そういえば‥?あれ?

「いいから。○○君 式から」

ぼくは、先生に言われて、発表です。
「30×30いこーる900。答え900平方メートル」
さっと答えて得意満面にすわります。

また、ながながと、式の発表かと思っていたみんなは あっけにとられています。

「‥?」
「そーんなん、インチキや!」
たんに、答えが、おうただけや!
そうや、ズルや!
ひなんごうごうです。

でっぱった、部分を影の部分に埋めていくと、
なんと、正方形になったのです。
だから、式も正方形の簡単な式ですんだのです。



「だいいち、先生、100点3人や言うたぞ!おまえ半分マルやろ」

とんでもない。ぼくのは、そこは五重丸になってました。

しずかに!満点は4人。100点が3人!120点がひとり!!

えー!?
みんな、答案用紙をもらうと、しゅんかんに点数のところだけ折るのです。
もちろん、他の子に知られないためです。
ぼくも、100点だと思って、すぐに点数がみえないように折っていました。

ぼくはおそるおそる点数のところを伸ばすと
わー!120点
こんなん、はじめて見たわ!
みんな、なにか言ってます。
先生もなにか説明していましたが、ぼくはもう、ぼーっとしていました。
「キテレツ工房」ウェブサイトへ
[PR]
by pontajima | 2007-06-22 06:23 | むかし、むかし子どものころ

月光仮面

むかし、むかし子どものころ

ぼくたちの、ヒーローはなんと言っても月光仮面でした。
月光仮面は正義の味方です。

テレビでは月光仮面しかなかった時代です。
そのテレビも白黒で どこの家でもまだ持っていません。

お風呂屋さんの、2階が休けい室になっていて、そこにテレビがありました。

ぼくたちは、月光仮面を見たさにお風呂に行きました。

もうすぐ、放送がはじまるとなると、お風呂屋さんの2階は子どもたちでいっぱいです。
みんな、これが目的で銭湯にきているのです。
お風呂に入っている子どもは誰ひとりいません。

ぼくも、はやくから、いい場所をとって待っています。
もう、ぎゅうぎゅうづめです。

「お、はじまる、はじまる!」

テーマソングがながれます。
♪どうこの だあれだか しーらないけれど だーれもが みいんな 知いっている♪

「知っとるわ、祝十郎やがい」
「はーん、なに言うとれん。大瀬康一やがい」

やかまし!だまっとれ!

月光仮面がはじまると、もうみんな、いきをころして見ています。
しゃっべってる子はひとりもいません。

白いバイクにのって、月光仮面はでてきます。
ピストルをうちます。
悪者をやっつけて、あっというまに30分がすぎます。

「あー、おもしかったー」
みんな、がやがや2階からおりていきます。

ぼくもこうふんして、おりていきます。
頭のなかは、まだ月光仮面でいっぱいです。

ぼくは、月光仮面になったつもりで、バイクにのっているようにはしります。
へいがきにのって、とびおります。
「バン、バーン!」
指でピストルのマネをしてうちます。

「たっだいまー」
ぼくは、はやてのように、家にあらわれます。

ふろは?どこ洗てきたんや!」
あ、風呂にはいるのをすっかり忘れていました。

「も一回、行ってくる!」
ぼくは、たたかれる前に、はやてのように家から去っていきました。
「キテレツ工房」ウェブサイトへ
[PR]
by pontajima | 2007-06-20 05:28 | むかし、むかし子どものころ
「ウチのコ、箱入り娘だから、けんかさせないで欲しい」
って、学校の先生に、いろいろ言う親がいるらしくて‥

ほーんと、そんな親、オレの子どものころ、ほしかったわ!


むかし、むかし子どものころ、先生はよくたたきました。

素手でも、ホウキでも、そんなに、悪いことしてないのによくたたきます。
授業中には、チョークがひっきりなしに、とんできます。
黒板消しまで、くるくるまわって、じょうずに机の上でバウンドします。

大きな三角定規は頭をこんこんたたくのに、さいてきのモノと思っているみたいです。

いちばんすごかったのは、塩ビのトイにつかうパイプで、何人も正座させられて、
頭をおもいきり殴られたことです。
ぼくの横の子がなぐられて、パイプが折れました。
ぼくは、ほっとしていたら、なんと、代わりの新しいパイプをもってきました。
そして、手をぬくことなく、ふりおろされました。
とーっても、痛かったです。
原因は、集合のとき、集まりがわるくて、代表で何人かやられたのです。


学校のかえりしなに先生にたたかれました。
ぼくは、さっとよけようとしたら、目にあたりました。
帰ったら、目のまわりが丸くアザになってました。

オヤジにみつかりました。
「ころんでん」(=ころんだ)

そんな言い訳はききません。

なにー!先生になぐられた?!

オヤジは、すっごく怒りました。
わー、先生のところに殴りこみにいくのか!


そんなはず、ぜったいにありえなかった。

ばっしーん!


どんな、悪いことしたんや!

ぼくは、むじょうけんで、たたかれました。

また、へたなよけかたをして、目にあたりました。
こんどは、両方の目に、まーるいアザができました。
まるで、めがねザルです。

「もっと、なぐってくれって、先生に言うてこんなん!」

もう、むちゃくちゃな、しゃばだったのです。
あー、今の親の子になりたかった。
「キテレツ工房」ウェブサイトへ
[PR]
by pontajima | 2007-06-13 09:34 | むかし、むかし子どものころ

クラブのママさんA子

むかし、むかし子どものころ

ぼくたちは、男は男、女の子は女の子でべつべつに遊びました。
そして、男の子は女の子をいじめたりは、ぜったいにしませんでした。

もちろん、暴力も‥

でも、たった一度だけ、ぼくは、女の子をたたいたことがあります。

名前もおぼえていあます。××A子。

たたかれた子はごく普通の女の子で、顔も頭も性格も ほんとうに普通の子でした。

今、なぜそんなことしたか、おぼえていません。
よっぽど、腹がたって怒ったんだとおもいます。
でも、その女の子のむねをドンと押して、ほっぺたをたたいた記憶があります。

ぼくは、たたいてから、アッと思いました。
しまった!と思ったとき、先生がすごい形相でにらんでいました。

女の子は泣き出すわで、ぼくは、むちゃくちゃ先生におこられました。


ところが、大きくなってからのことです。

ぼくは、クラブに入りました。
と、いっても野球クラブとかじゃなく、お酒を飲ますクラブです。

「あー!○○君!」

「え?あー。A子××A子!!」

なーんと、ママさんをやってました。
子どものころの面影がのこっています。

「へー、ママさんの同級生」
他の女の子たちがじろじろみてます。

「この人には思い出があって‥」
A子もあのときの事はおぼえていたようで‥
だけどなんだか意味が‥

A子がしんみりと、
「わたし、この人には泣かされたわ‥」

「しんみりと話すな!泣かしたのは事実だが、意味が‥」

「まぁ、ママさんを泣かせたの。わるい人ね」
女の子たちが、ちがう目でみます。

「わたし、あのときは、泣き崩れていたわ。それに‥」

「ば、ばかやろ。さっきから誤解まねくような言い方しやがって!」

「それに、このひと、両手でわたしの胸をさわるの。 さわられた、わたしの胸がとってもいたくて‥」

「‥!あのなぁ、さわったんじゃなくて‥!みんな、勘違いするだろが!」

「さわったんじゃなくて、もんだって言いたいんでしょ。スケベ!」
「へぇー。ママさんとこの人そんな関係だったんだ」
女の子たちが好き勝手なことを言います。

どーんな関係だ!あのなぁ、小学校のころの話だぞ」

「えー!!小学校のころから、おっぱいもんだり、キスしたり、ナニをしたり‥
それで、飽きたら、女を捨てて、なんというワルやったの!」
女の子たちの冷たい視線が‥

わー!勝手に話をつくるな!キスもナニもしてない!A子なんとか言え!

「はいはい。ナニもなかった事にしときましょ。泣いたのも、まぼろし‥
はい、お酒。」

ばかやろ!さらに誤解をまねく言い方じゃないの。

もう、女の子たち、最期まで半信半疑でした。
[PR]
by pontajima | 2007-06-12 02:58 | むかし、むかし子どものころ

さんぱつ屋のテンカホン

むかし、むかし子どものころ

さんぱつ屋さんは いつも決まっていました。
オヤジが、ここへ行けと言ったところへ行かなければなりません。

ぼくは、そのさんぱつ屋はあんまり好きではありませんでした。
なぜか、オヤジとおんなじ性格で、ぼくがお客さんなのにおこられます。

イスも古いものです。
「かっこいい髪型にしてください」
「こどもが、何言うとる。だらけ!」(方言=ばかもの)

ぼくが、こっくりすると
「寝とるな!しんけんに散髪しとるのに、なんちゅうガキや!」
頭をたたかれました。


他の子が散髪してきました。
テンカホンが、頭の横に真っ白になっています。
ぼくは、さんぱつしても、テンカホンをつけてもらったことがありません。
とっても、うらやましいのです。

ぼくは、とうとう違うさんぱつ屋さんに行きました。
とっても、やさしいのです。
いねむりしても、おこられません。
いろいろ、やさしく聞いてくれます。

そして、なにより あこがれの、テンカホンをつけてもらいました。

「なんや、その頭、真っ白にして。あたま洗ってこい!」
オヤジがおこっています。

「なんや、このへたな、刈りかた。子供にあいそ言うやつに、ろくなヤツはおらん」

ぼくは、おこられまくって、散髪されるより、子どもでも、おせいじ言ってくれるほうが
ずーっと、好きです。
テンカホンもつけてくれたほうが、ずーっと好きです。

でも、あこがれの、テンカホンはすぐ洗い流されました。
「きょう、息子が散髪に行くと言ってあったのに、他、行きやがって。ばかたれが!」

さんぱつ屋ではたたかれなかったのに、オヤジにはたたかれました。

さんぱつ屋のテンカホンは、ぼくにとっては、ずーっとあこがれで終わりました。
[PR]
by pontajima | 2007-06-06 23:58 | むかし、むかし子どものころ
むかし、むかし子どものころ

バナナは、とーっても高価な食べものでした。
いままで、数えるほどしか食べたことがありません。

なにしろ、誰かが入院したりしてお見舞いにいって、逆にもらったりでもしなければ手に入りません。
バナナの皮も、漫画ではその皮をふんで、すべってころぶというのが よくあります。
食べたあとも、皮ですべってころぶ遊びを しなければなりません。

ぼくは、家でバナナをもらいました。
どうして、手に入ったのかわかりませんが、
とにかく、あのバナナを手にしたのです。

さっさと食べるわけにはいきません。

ぼくは、外にとび出しました。
みんなに、見せびらかして食べようと思いました。

「あっ、○○ちゃん、バナナ食べとる。エエんな」
こんな、言葉を期待して外にでました。

皮をむいて、町を歩きました。
こんなときにかぎって、だーれもいません。

みんながよく集まっているとこに行きました。

いつもの、遊び場にもいきました。

いません。

せっかく、バナナを食べてるとこを‥
なんで、誰もいないんだ!

ぼくは町内をいっしゅうしました。
それでも、誰にも行き当たらないのです。

あ。公会堂にいったのかも知れん。

ぼくは、走り出しました。
そのときバナナが!

皮をむいて、握ってる根元をのこして、ぽろっと‥

やばい!

あわてて、急にとまって、振り向いてつかもうとしたら‥
こんどは、ジャリで足がすべって‥

ぼくは地面に腹ばいになりました。
えってー!」(方言=痛い)
ほとんど、皮だけになっているバナナはしっかりと握っていました。

まだ、一口も食べてない大きいほうは‥
胸あたりに‥

起き上がったら、つぶれてしまっています。
水道の水で消毒して食べようにもつぶれたうえに、バナナに小石やらが食い込んでいて‥

さすがのぼくでも、もう食べる気がしません。

ぼくは、しっかり握ってた皮の根元のほうのほんの少しだけ口に入れました。
それでも、バナナの味が口中にしました。
『こんなんなら、食べてしもときゃ、えかった』

ひじがすり傷で血がにじんでいます。
「ひじ、えてー」(方言=肘が痛い)

「あ。バナナ食べとったんや!」
そのときになって、やっと一人と出会いました。

『ばかやろー!もっとはやく登場しろ!!』
とは、いいません。
おー!うまかったー!!
ぼくは、負け惜しみがとーっても強かったのです。

「皮ですべってん、皮で」
ぼくは皮をひらひらさせました。
そして、漫画にでてくるように滑ったことを強調しました。

「このやろ、このやろ」
新品の皮をふんずけてごまかしました。

それでも、バナナを食べたことの証人がやっとあらわれたことをよろこびました。

「どんねぇか」(方言=だいじょうぶか)
ぼくは、すりむいたヒジを心配してくれる友だちと家にむかいました。

そして別れたあと‥


おおあわてで、もどって、つぶれたバナナのほうを隠してすてました。
「キテレツ工房」ウェブサイトへ
[PR]
by pontajima | 2007-05-31 04:52 | むかし、むかし子どものころ