面白くなければ、見たくない人のために‥ニホチュウ = 石川県小松市、日本の中心で愛をさけぶブログだぞー!


by pontajima
カレンダー

<   2006年 06月 ( 31 )   > この月の画像一覧

女の子をいもづるしき

(きのうの続き)
「いやー、はっはは」
金さんは、ひじょーに困ったときにみせる、
にやにや顔で、われわれを見ながら受話器をおいた。

大川さんは、まってましたとばかり、
「このやろ、このやろ」
と、にたにた笑いながら、金さんの首を両手でしめながら、
前後にゆすった。
「わー、ごめん、ごめん」
それにしても、たぶん、いままで一度も、会話をしたことがないはずなのに、
このなれあいは なんだ。10年来の友だちみたいな二人のニタ顔。

「さぁーて、説明してもらおうか。」
まるで、じんもん官みたいなおれ。

「なんだぁ。イモづるしきぃ!」

女の子とデートして、その友だちを紹介してもらって、自分が行く。
また友だちを紹介してもらって、自分で行く、の繰り返し。
それで いろいろ 名前をつかう必要があったわけ。
で、きょうは、ほんとうはノリコの順番なんだけど、
ミチコから電話があったってことか。

「もう。ぜったいに、電話するなと言っといたのに」
といって、こんどは、金さんが電話をかけはじめた。

「あ。ノリコさん、おれ、おれ‥」
「だれって?‥えーと‥だれだっけ?」
このバカ自分の名前を忘れてる。
「そうそう、やまだ、山田」
このヤロ俺の名前もしっかり使っている。
「え、友だちの金さんと声が似てるって?‥」
「そうそう、よく言われるの。」
もう、しどろもどろ。

それでも今日あう約束をしてるなんぞは立派。
よう、やるわぁ。

「おい。こんど、女の子ひとり紹介しろよ」
大川さんが ニターと金さんを見ながら言っている。

「と、言うわけで、今から喫茶店でまちあわせ」
どうりで、好きなマージャンも栄のコンパにも
顔をみせないはずだ。
「じゃぁね!」
と金さんは会社をあとにした。


が、女の子のほうは、いつもと違っていた‥‥続きはあした

「キテレツ工房」ウェブサイトへ
[PR]
by pontajima | 2006-06-30 23:55 | 金さんと愉快な仲間たち

もう一人の大川

さいきん、金さんが、姿をみせない。
飲みにもこないし、マージャンにもこない。
仕事がおわると、さっさと消える。
おかしい。またなにか、よからぬ事をたくらんでるに違いない。
 
「おいジュン。弘田三枝子か内藤洋子(喜多嶋舞の母)が
岐阜か名古屋に来るようなことは ないわな?」
「さあ?」
「また、誘拐計画‥ってことはないか‥」
「え!?誘拐?‥またって‥!?」
      (18話 6月17日分 弘田三枝子 誘拐計画 参照)

次の日、仕事で得意先からもどって会社にはいると、
経理の大川さんが階段からおりてきた。
まるい顔に七.三に髪をわけ、黒ぶちのメガネ。
色白でおぼっちゃんのまじめタイプ。まだ話したことはない。

「大川さん、大川さん、電話です」
の社内放送がきこえた。
大川さんが近くの電話をとって
「はい、大川です」
俺がそばを通り過ぎようとしたら
みちこ?‥誰?えっ、私、大川ですが‥」
なんか様子がおかしい。
「もうひとりの大川‥?この会社に大川は私ひとりですが‥」
その瞬間、ぱっと受話器をとりあげた者がいた。
「はい、はい、もうひとりの大川です」
いつの間に、金さんが!

大川さんも俺もあぜんとした。
おまえ、いつから、大川なんだ!
金さん、オタオタしながらも
「いまの大川?‥一人しかいないって言ってたぁ?」
もう、だいたいの事情がわかって大川さんの顔がニター。
このひと、こんな顔するときあるんだ。なんて不気味。

「いやだなぁ、いまの大川、はいったばかりで
もう一人いるって知らなかったみたい‥そう、そう。」

金さんも困ったときの いつものニヤニヤ顔で
俺らを見ながら電話をつづけている。

もう、俺も大川さんも、金さんの電話のおわるのを
いまや遅しと待ちかまえていた。

「キテレツ工房」ウェブサイトへ
[PR]
by pontajima | 2006-06-29 23:55 | 金さんと愉快な仲間たち

新入社員がはいってきた

新入社員がはいってきて、
われわれも、おおきく配属がかわった。
俺と金さんはインテリア関係の小売屋さんをまわる、
つまり営業になった。
東地区、西地区、そして、中地区。
俺は、西地区で主任が松川さん。
金さんは、稲川さん。

松川さんは、けっこう豪傑はだで、あまりこまかいことはいわない。
金さんの主任の稲川さんはやさしいが、せん細。

「だいじようぶかな、金さんで‥」
もう心配している。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。いやだなぁ、稲川さんて。
もう、心配性なんだから」

で、桜田部長の上に寺田常務の布陣でスタートをきる。
奈良は、部が違った。

寮も金さんはいままでどおり、北区に。
俺は、中区。
同じ寮に高校の友だちの弟で、経理のジュンがきた。

で、さっそく歓迎のマージャン。
若さんと金さん、俺と新人のジュン。
「いいね、さいしょは授業料だとおもって。
あ、レートはむちゃくちゃ安いから安心して」
金さんがやっと勝てるあいてがきたと、ごまんえつ。

「あ、それ当たり」
「40ぷだから‥」
「なんだ。符が読めるのか、俺よりうまいじゃないの」
金さんよわっている。
「お、金さんテンバった。やばい」
「どーしてわかったの」
「だって、たばこに、火をつけたもの」

「りーち!」
「うわー、金さんおおきい手だな。やばい、やばい」
「どーして、そこまでわかるの」
「だって、いままで見たことのない、すごくまじめな顔してる」
「ひっかけ、のときはニヤニヤしてるし、すごくわかりやすい」

みーんな顔にでてしまうから
結局、やっぱり勝てない。
ほんとうに、うそのつけない、正直なおかた。
「ま、さいしょは、授業料だとおもって」
新人に言われてる

金さんはマージャンは弱い!

「キテレツ工房」ウェブサイトへ
[PR]
by pontajima | 2006-06-28 23:50 | 金さんと愉快な仲間たち

好みの子

喫茶店で俺(山田)と金さん、奈良、ニシちゃんが
なかよく会話していた。
「ところで」と奈良が俺に
「うちの会社の女の子でいいのいるか?」
と聞いてきた。
「うーん。しいていえば、このみが一人いるかな」
「ふうーん」
なぜか三人とも黙りこくった。
そして別れた。

「ねえ、山田さんの好みの子っている?」
こんどは同じところの部所の、一つ先輩の美人さんが聞いた。
「うーん。しいていえば翔子かな」
「へえー、翔子ちゃんなんだ。こんど言ってあげよか」
「言わんでもえーよ」

が、すぐバッタリ会ったらしく
「あ、翔子ちゃん。あのねぇ山田さんが‥」
「えー、わたしにも言った」
「うそー、わたしにも」
「なんなの。わたしにもよ」

「ちょっと、山田さん!」
美人さんえらい剣幕。
「あんたヨーコちゃんにも、トモちゃんにもアケちゃんにも
おんなじこと言ったんだって!」
「なんの話や?」
「あんた 同期のきれいな子ばかり四人に声かけたでしょ!」
ここにいるチビ子も同期なんだけど
「あ、チビちゃんもきれいよ‥その‥こころが。
女の子は外見じゃなくて‥その、なかみ。」
フォローになってない
チビ子おちこんでるぅ

「とにかく!」
と美人さん、声を荒げて
「あんたたち、さいてい!石川県の男ってみんなこうなの!
先輩が先輩なら、後輩も後輩だわ!」

「おれ、ほんとに、なんのことやら、わけわからん」
聞く耳もたず、で行ってしまった。


「おーい、山田。よろこべ。ヨーコがOKだって!」
奈良がとんできて言った。
「ヨーコ?なに?それ」
「喫茶店で言ってただろが」
「え、ヨーコに言ったのか」
「会社のなかで ひとり といえばヨーコだろが」
それは、おまえの 好みだろが。

しばらくして、ニシちゃんが近づいてきた。
「おー、山田。さがしたぞ。しゃあないトモコゆずるわ」
「え?」
「会社でひとりいいのがいるって言ってただろ。」
「トモコか‥」
「あたりまえだろが!トモコのほかに おりゃせんが」

じやぁ、ひょっとして金さんも‥
「あ。言った、言った。アケミだろ。返事あした。
友達だから 当然だろが。この果報者が。まっとれよ!」

かーっ!自分の好みの子にそれぞれ言ったのかよ。

なんといいうバカども!
なんという友達おもい!

かくして俺は同期女子社員から完全に悪者にされた。
ん。しかし美人さんは あんたたちとか
へんなこと、いってたなぁ

「おーい山田、飲みに行くぞ」
若さんのおさそい。
もう、きょうは飲む!
まてよ?美人さんが言ってた『石川県の男』『先輩が先輩なら‥』に
あてはまる人って、若さんだけど‥

うーん
「山田!なに ヒトの顔じろじろみとる」

金さんがビューと来た。
「あ、いまから返事もらってくるからね。たのしみにしてまってな」
そうだ金さんにまだ事情を言ってなかった。
あ、ビューと行ってしまった。

「キテレツ工房」ウェブサイトへ
[PR]
by pontajima | 2006-06-27 23:57 | 金さんと愉快な仲間たち

石川県知ってますか

きょうも、若さんと、金さんと
名古屋は栄の『コンパ』で飲む。

店内はかなり広くいくつかの丸いカウンターがあり、
そのなかで、バーテンさんがカクテルをつくる。
最近はかわいい女の子がなかにはいってお酒をつくるから
いつもにぎわっている。
たまに、女の子どおしもくる。

お、俺のよこに、すわった。
ちらっ、ちらっと『話かけろ』と、若さんも金さんも
目で合図。
さいしょ、あいてにされずも、俺たちの、おとこまえに
おそれいったか、会話に成功。

言葉がすこーし関西の標準語に近いせいか
「どーこから」と出身地をきかれる。
どうせ小さな市の名前をいっても分からないだろうから
「金沢‥の近く」
と、答えることにしている。
「あっ、兼六園のあるところ」
「そうそう」
「わたし、行ったことある。富山県!」
「‥あのぉ石川県なんだけど」
「そうそう、石川市の金沢兼六園」
「‥」
「えーっ、石川県の県庁所在地って石川市じゃないの?」
「じゃあ、どこ?」
「おまえら本当に女子大生か?いっぺん小学校からやり直したら」
けっきょく、北陸のあのへんはごっちゃなのだ。
太平洋側から見ればやっぱり裏日本。
うーん、そういえば俺もあやしい県はあるなぁ。

「ぼけ、たわけ。女の子おこらせて何を感心してるの。
せっかくのチャンスを‥」
若さん、ご立腹。
「あ、俺、岐阜ね。岐阜県は岐阜市だからばかでもわかるね。隣だし‥」
「金!ばかやろ。どたわけ!もう、修復きかんが!」

「キテレツ工房」ウェブサイトへ
[PR]
by pontajima | 2006-06-26 23:48 | 金さんと愉快な仲間たち
俺たち四人の前をカップルがあるいてゆく。
「いいなあ。おれも腕をくんで歩きたいなあ」
奈良がポツリともらす。
「そっかぁ。奈良は女の子と腕をくんであるきたいのか‥」
金さんが考える。
「どっか いないかなあ」
「女の子と腕をくんで歩ければいいんだな奈良」
「おっ。なんかアテがあるのか金さん!」
「女子大生でもいいな」
「うわー。最高!もうサイコウオ!」
「な、奈良だけかよう。金さん」
「なーんだ。おまえ達もかよ。
なーんにんでも」
「ほんとかよ。金さん。おれのも‥その‥女子大生?」
 「ニシちゃん、女子大生しかいないんだから。
 ん。山田、おまえもか‥?よだれ でてるぞ」

「金さん、これかよぅ」
大学生のデモ隊が
『安保反対!』を叫びながら腕をくんで歩いている。
「ほら、あのへんに、きれいどころが かたまっている」
「タイミングが大事だな。あ奈良、ちょっと早い」
「ほら、ニシもぐずぐず言ってないで飛びこめー!」

なかに割り込んだらすぐに腕をくんでもらえた。
両手に花。しかも美人さん。うれぴーよー!
なんかフォークダンスを踊っているような気分で、もう最高!
お、金さんも同じ列で両手に花。うれしさのあまり顔がくずれてる。
奈良は?‥奈良は‥ってとうの‥いた!ふたつ前。
ばかだねぇ、アイツ。両手に男じゃないか。
男につかまったな。男と腕をくんで どうするつもりだ。
あ。もがいてる、もがいてる。
なーんか、護送されて抵抗してる囚人だな、あれは。
ニシは‥っと。わ、すぐうしろ。
ふーん、男と女か。5割だな。
なんだこいつ。照れて下むいてる。

「あんぽぉはんたい」「あっそぉれ あんぽお はんたい」
わはは 極楽じゃー、極楽じゃー

なーんて不謹慎なやつら!

                               ‥  総括されなくてよかった

「キテレツ工房」ウェブサイトへ
[PR]
by pontajima | 2006-06-25 16:04 | 金さんと愉快な仲間たち

俺のために暴動がおきた

仕事が終わったというのに
「おーい、すぐ来て」
と、お呼びが かかる。出てゆくと
「荷物が名古屋駅の荷物預かりにあるから,すぐに取りに行け。」
との、ご命令。
「ちょっと待って」
と言っても
「だめ。俺は忙しいんだ今すぐに行け。中村の駅裏のほうだぞ」
うーん。まっ、いいか。一口しか飲んでないし。
しかしメガネは部屋だし、履いているのは便所の木のサンダル。
免許証はサイフの中で持ってない。
こんなんで、いいんやろか?
もし捕まったら‥罰金いくらで点数何点ひかれるのやろ?

で、駅裏に着いたが、車の止めるところがない。
駐車禁止の目立つところに‥、すぐ来るからいいか。

わー、荷物を渡すところが混んでいる。
しかも、前の男がモタモタと‥はやくしてくれ!

「げー!車のところに、おまわりが二人」
しかも駐車違反の紙を貼るところ。

「すんませーん」
「だめだ。免許証を見せて」
と、そのときだった。幸運の酔っ払いが近づいてきたのは。
「こらあ。犬どもが!そんなもん許してやれ!」
と怒鳴ってから警官を押した。
「犬とはなんだ!関係ないものはひっこんでろ。酔っ払いが‥」
「公務執行妨害でたいほするぞ!」
と、おまわりさん、ご立腹。

「なんだとぉ!おまえの金で飲んだか。この 税金ドロボ!」
「そうだ。えっらそうに命令するな!」
いつのまにか、どんどん人が増えてきていた。

「やれ、やれ」「そうだ、やっちまえ」
「どうした?」「なまいきな警官が酔っ払いをいじめてるらしい」
「なんだとぉ!こら 酒飲んでどこが悪い。生きて帰すな!」
あっというまに、二百人位集まって、警官二人を囲んでいた。

すっごーい! 輪の中心に俺がいる!俺のためにこんなにぃ!
人数はどんどん増えていくみたいで
もう、俺の駐車禁止は関係なくなったみたい。
わー、暴動って こんなことでも おきるんだ。
「あのーおまわりさん。俺、行っていいかな?」
「関係ないやつはさっさといけ!」
もう、取り囲まれて、ものをぶつけられたりでそれどころじゃないらしい。
群集の中から、車を出すのも一苦労。

「ただいまー」
「お、山田。駅裏で暴動をやってるらしいぞ。おまえ見たか?」
「警官と酔っ払いのもみあいらしいな。暇だから見にゆこうか」
忙しい人だったんじゃなかったのか。

こんな体験二度とないだろうな。したくないけど。


「キテレツ工房」ウェブサイトへ
[PR]
by pontajima | 2006-06-24 23:50 | 金さんと愉快な仲間たち

金さん 出張から帰る

金さんが出張から帰ってきた。
あの いねむりの件で営業からはずされたらしい。
若さんが金さんを見つけて
「おーい。金に山田、飲みに行くぞ」
なーんて、後輩おもい。金さんを、はげますつもりだ。

いつもの栄の『コンパ』に飲みに行く。
出張の件のことは、いっさい口にださず、金さんと話している。
あえて聞かない。そこが、若さんの偉いところ。
なんて、若さんは思いやりがあるんだろう。

金さんのほうから、たまりかねて話しだした。

「いやー、それで窓際のソファーに座ったら、寝むたーくなってきて‥」
「なにぃ、そんなおもしろい話、だまっていたのか!」
えーっ、知らなかったの。じゃあ若さんは、たんに飲みたかっただけかよ。

「いやぁ、こんなおもしろい話、はなしたくて うずうずしてたんだけど。
聞かないから 言ってはいけないのかなぁ、って思って」
「ばかやろ。知ってたら最初に聞いたわ。それで?」
「雨宮さんは何か難しい話をしだすわ、よけいに眠たくなって‥」
「わははは。ばかだ、ばか。おまえは ばか!」
二人で盛り上がっている。なんなんだこれは‥

「あれ、俺のボトル、前きたときより だいぶ減ってるな」
若さん、俺のほうを見て
「こら、山田。俺がおまえのを黙って飲んだから、報復で飲んだんだろ!」
「ごめん。俺が出張まえに若さんのを無断で」
「ばかやろ。金!おまえか。ちゃんと かえしとけよ」
「あれ、今 報復のまえに何とか言わなかった?」
「ばかやろ!山田。こまかいこと 言うもんじゃねぇ!」


「キテレツ工房」ウェブサイトへ
[PR]
by pontajima | 2006-06-23 23:55 | 金さんと愉快な仲間たち

金さん営業へ

金さんが背広すがたであらわれた。
営業にまわった。と、お披露目。
いつもの きたない作業服と違う金さん。
「うわー、見ちがえた」
映画のロミオ役の俳優に似ていると言われるだけあって
「すごくハンサム」
と、女の子からモテモテ。
「あしたから、雨宮さんと大阪へ出張」
と、ニコニコ顔。
雨宮さんといえば、我が社ナンバーワンのハンサムボーイで
長身でスポーツマンで仕事もできて、非の打ち所が無い人。
「二人で歩いていると映画スターに間違えられるよ」
女の子からやんやの歓声。

そして映画スターの二人が出張に行ってる日に、
古田課長がニヤニヤ俺に近づいてきた。
「おい、山田。聞いたか?金さんのこと」
すぐ、金さんのこととなると俺に言う。
「知らん」
俺は金さんの子守役じゃない、ってんだ。
「あのな、金のやろう、応接室で商談のさいちゅうに‥」
なーんか嬉しそうにくすくす笑って‥はやく次を言え。
「お客さんの前で口あけて寝てたんだわ」
「げえっ」
「雨宮がお得意さんとソファーで向かい合って商談してるときだわ
なーんかお得意さんが目で合図するから横をみたら‥」
「ソファーによりかかって天井むいて、口あけて寝てたぁ‥?!」
そりゃ、映画スターでも喜劇俳優じゃないか!

「キテレツ工房」ウェブサイトへ
[PR]
by pontajima | 2006-06-22 23:50 | 金さんと愉快な仲間たち
さて、もってきたのはステーキだった。
「なーんだ、一番高いものって、ステーキか」
「えーっ、ステーキの大盛りってないのか」

おまえら、『ハジ』ってものを知らないのか。

「ちょっと一口飲まないか?」と金さん。
「昼から飲む気せんわ」と俺。
「俺、飲めないの知ってるだろ」と奈良。
「まあまあ、そう言わずに ちょっとだけ」

‥で、「もう一本いいかな、金さん」
「山田、おまえ一人で飲みまくってるぞ。
昼から飲む気せんて、よう言うわ」

次に喫茶店に入った。
「ネエちゃん、この店で いーちばん高いコーヒーちょうだい」
「おいおい、山田。酔ってるぞ。」
「スペシャルの大盛りな」
「そんなものあるか。みっともない注文するな。恥ずかしい」
「恥ずかしい?みっともない?
おまえら、そんなもの持ち合わせていたのか!」

すっかり金さんにご馳走になって、奈良とは岐阜駅で別れた。
名古屋駅から桜通りを歩いて寮へ。

桜橋で金さんがこれだけ残った、と小銭をみせた。
「なーんだ全部使うんじゃなかったのか。男が いったん口にした‥」
ちゃぼん、ちゃぼ、ちゃぼん
「なにするんや。お金、川に捨てて!」
「だーって、おまえ、いま言ったじゃないか」
「あーぁ、もったいない。タバコぐらい買えたのに‥」
「あっ、しまったぁ。ばかだなぁ、俺って‥」
「どしたん?」
「山田、タバコきらした。タバコ代、貸して‥」

「キテレツ工房」ウェブサイトへ
[PR]
by pontajima | 2006-06-21 22:58 | 金さんと愉快な仲間たち