子どものころ ちゃんばらごっこがさかんでした
2007年 04月 06日
鞍馬天狗や丹下さぜん なんかの映画をよく観ました。
帰って、すぐにマネをしてちゃんばらごっこをして遊びました。
映画で
屋根づたいに、走るのを、下でおかっぴき達が
「御用、御用」
と、さけんで、とりまいています。
さっそく、まねをして、でんしん柱からのぼって
屋根のうえで、友だちとちゃんばらをしました。
屋根のうえで ちゃんばらをするのは、とっても気持ちがいいです。
したで、ちいさい子が
「御用、御用」
と、言っています。
ぼくは、屋根のうえを、走ります。
がちゃ、がちゃ瓦のおとがします。
ときどき、ぴしっと、違う音もします。
「御用、御用」
下で十手をもって、ちいさい子が追いかけてきます。
僕は竹の刀を口にくわえて屋根をはしります。
僕はとっても、身軽です。
大やねにのぼって、つぎの屋根にとびおります。
がしゃ!ぱりん!
「御用、御用」
の子どもの声にまじって
「こら!どこのガキや!」
おとなの、どなる声もします。
丹下左膳も鞍馬天狗もねずみ小僧も
つかまりません。
僕も、つかまりたくありません。
「さらばじゃ!」
僕はでんしん柱をするするおりて、去っていきました。
おやじに、ほっぺたが はれるほど たたかれました。
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